整った身体って?
生き物は一瞬毎に破壊と再生を繰り返すことで生きています。
川に流れる水が入れ替わっても同じ川と認識されるように、身体の組織は数年で入れ替わってしまいますが、私は私で、あなたはあなたです。
さらに動物は動くことで生きています。
身体は一瞬たりとも同じ状態を続けることはありません。
つまり歪んだ身体から歪んだ身体へ常に変わり続けているのです。
なら、常に状況が移り変わる身体の整った状態とは一体何を指しているのでしょう?
私たちは常に時代の最先端を生きています。
これは抗いようがありません。
今というのは誰一人体験したことのない瞬間です。
一方で物質である身体は過去の経験によって作られています。
生物としての全ての経験と、今まで生きてきた個人としての経験によって作り上げられているのが今のあなたの身体です。
そして身体はいつでも生きる為の判断をしています。
その判断を間違うことは絶対にありません。
どんなに苦しかろうが、辛かろうが、今のあなたの身体は与えられた今の身体の状況の中でのベストなのです。
明治以降大正期になって外国から新しい文化や機械などがどんどん入ってくるようになり、
その中にカイロプラクティックやオステオパシーなどもありました。
それらを整体や指圧と名付けたことが元々だと言われています。
三重県にはそれこそ大正から続く老舗の整体院もあります。
按摩や鍼灸はもう少し以前からありました。
静岡が誇る白隠禅師も身体を治す方法を色々と編み出していますので、大先輩ですね。
そういった新しい技術と古くからあるものを掛け合わせて、
様々な方々が独自の方法を作り上げていったので療術家の数だけ種類があると言えます。
一時期、野口整体の野口晴哉を中心に整体操法を統一しようという動きもあったのですが、
それは戦時中のことだったため結局まとまることはありませんでした。
戦後すぐに「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律」が出来
(あん摩はもっと古くから免許制でしたが)
つい最近の「柔道整復師法」の改定により
これらを施術すること、名乗ることはそれぞれの国家資格を持っている者に限られます。
なかでも「整体」と混同されやすい「整骨」は柔道整復師が行うものになります。
はり、きゅうはともかく
あん摩やマッサージと「整体」の区別というのが難しいところですね。
一応「体重をかけ、対象者が痛みを感じる強さで行う行為」とされていますので
資格のないものがこの行為を行うことは法律違反となります。
この国家資格がある所とそれ以外の大きな違いの一つが
保険適用できるかどうかです。
鍼灸の保険適用は
①神経痛②リウマチ③頚腕症候群④五十肩⑤腰痛症⑥頸椎捻挫後遺症の6疾患ですが
この症状でお医者にかかっている場合は同時には保険の適用ができませんので
いずれか一方にかからなければなりません。
マッサージは
①脳血管障害及び後遺症(脳梗塞・脳血栓・脳内出血等)
②中枢性神経疾患(パーキンソン病・脳性麻痺など)
③リウマチ・頚髄損傷等
④変形に伴う関節拘縮・筋力低下等(変形性膝関節症・筋無力症等)で
こちらは医療と同時でも構いません。
鍼灸・マッサージいずれも医者の同意書が必要になりますので
お気をつけくださいね。
国家資格のある無いに関わらず全てが医療ではありませんので
医療代替行為、民間療法と呼ばれるものになります。
カイロプラクティック、オステオパシーはアメリカなどでは法的資格があり
ドクターと呼ばれますが、日本にはその資格はありません。
中にはアメリカで学んで資格を有する人もごく少数いらっしゃいますが、日本では民間資格とみなされます。
カイロプラクティックの中にアジャストメントという背骨を瞬間的に調整する技術があります。
「整体」というと“骨をバキバキするもの”というイメージはこの技術が一時期流行ったからなんですね。
見よう見まねで出来る技術では無いのでカイロを看板に掲げている時はどういった資格を持っているのかを確認しておきましょう。
ちゃんと学んでらっしゃるのなら効果が高いですが、場合によっては事故になりかねない技術です。
ご自身の身を守るためにも前もって下調べをしておくことをお勧めします。
現在整体は個人から団体まで考え方、方法論などあまりにも様々なものがあり
そうでなくとも例え同じ技術だったとしてもそれを使うものの体格や、性格、力加減などが違えば
また、受ける人も体格も違えば性別も違えば体質も違うのですから
同じものにはなりえないのです。
もはや統一した技にまとめることは出来ないでしょう。
整体と名乗る場合、理学療法士、作業療法士という国家資格を持った方が行う院もありますが
はり、きゅうやマッサージ、整骨とは別モノになります。
生命は海で生まれ、その海から離れては生きていけません。
生まれた時の海の成分を身体の中に閉じ込めることが出来るようになったから、私たちは陸で生活が出来ています。
この身体の中にある太古の海の成分がよく循環している時が健康で、部分的にしろ、全体的にしろ滞ることを不調と言います。
身体の中の太古の海が良く循環している時には、当然ですが、不調は感じません。
また、全く循環が滞っている時にも不調は感じられません。
循環が滞っている処に循環が生まれる時に顕れるのが症状です。
つまり、症状は身体が良くなろうとしているというサイン。
症状というサインを出すことで「身体の使い方が間違っていますよ」と知らせてくれているのです。
ですから、症状のある時こそ身体の使い方を改める絶好のチャンスなのです。
不調という警告に従って軌道修正をすることで身体が改められ、より良い状態になっていく。
これこそが整体ということです。
何か“整体”という彫刻の像のようなものが在るのでは無く、不調を乗り越えて常に更新していくこと。
“より良くなっていく”
その日々の在り方を整体と言うのだと私は考えています。
そして症状というサインの意味をお伝えするのが整体師なのです。
不調は身体が良くなろうとしている働きですから、不調を抑えることは
良くなろうとする働きの邪魔をしていることになります。
そこでは不調の元が改善されていないのですから、
手を変え品を変え、不調が顕れることになります。
そうして不調を抱え込むことを病気と言います。
病気になれば、心も塞いできます。
不調を上手に利用し、身体を更新し続けていれば、
快い身体になっていき、愉しく、悦びに満ちた毎日を贈ることが出来ます。
身体が整っていくことで心が調ってくると、
違いを許せるようになり、お互いを認め合える社会になっていきます。
社会性の動物である人間は、他者に貢献できた時に
心はより調っていき、身体がより整っていきます。
あなたの幸せはあたなだけに留まるものではありません。
だから調心整体。
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調心整体 かいふく指南処 | からはだふくらか |
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身体は固体だと思いますか?
液体だと思いますか?
気体だと思いますか?
身体の約70%は水分だと言われます。
その水分は海の成分と同じです。
生命は海で生まれました。
海と切り離されては生きていけないので
身体の中に海を抱え込んで陸に上がってきたのが私たちです。
羊水は海そのものですね。人間も最初の一年近くは海の中で暮らします。
身体の中の海が澱んだり、バランスが乱れたり、干上がったりすることが、身体の様々な不調となって現れています。
赤ちゃんの身体は理想の身体です。
快い身体で愉しく、もっと悦びにあふれた毎日を送りましょう。