筋肉は塊ではなく繊維の束になっていて、間質液という体液の中に浮かんでいます。
筋肉が縮むと、この間質液が繊維からはじき出されて循環しなくなります。
首が固く縮んでしまうと、循環が悪くなり首だけでなく、脳への酸素、栄養なども行きにくくなり、老廃物などの排出がしにくくなります。
首は、非常に重要な場所です。
首こりを放っておくことは、とても危険ですよね。
ただでさえ、頭という10㎏ほどもある、重たいものを支えていなければなりません。
真っ直ぐ下に重力がかかっているときなら、その重さだけですみますが、傾くと何倍もの力で支えなければならなくなります。
ストレートネックとかスマホ首とか言われる症状の多くは、そうして首を傾けた状態で長時間、筋肉が引っ張って支えることで固まって、循環しなくなってしまう状態です。
では、ナゼそんな状態になるのでしょう。
身体は常に全体でバランスをとっています。
上が歪んでいるというのは、土台が歪んでいるためで、その歪みをバランスをとって補正している状態が、歪んで見えているのです。
ですので、首だけを見て、筋肉が固くなっているからと、シップを貼ったり、ほぐしても、土台の歪みが正されない限り、またすぐに元の歪んだ状態に戻ります。
元々の立ち方、坐り方、という部分から治していかなければなりません。
ただし、立ち方、坐り方を、言葉だけで説明するのは難しいので、少しでも良い立ち方、坐り方になるための、ヒントをお伝えしていきますね。
人間も動物のハシクレなので、文字通り、動くことが基本です。
どんなに良い姿勢をしようが、ジッとしている時間が長ければ、大して違いはありません。
一番の予防法は、こまめに身体を動かす、これ以外にありません。
よく筋肉ムキムキの方が、筋肉だけをピクピク動かしたり、ヨガの上級者などが内臓を動かしたりしますが、見た目動いていなくてもそんな風に身体の内部を動かすのも勿論、良いんです。
とは言え、何もしていない人が、急にそんなことも出来ませんので、とっかかりとして貧乏ゆすりは良い方法です。
最近、見直されてきているようですが、自然に貧乏ゆすりをするというのは、筋肉の動きたいという欲求が、そのまま身体に現れているだけのことです。
ですから、止めずに、動かして上げる方が身体にとって良いことになります。
ふるえというのも、同じ身体の要求で、寒い時なら、身体を動かすことで、体温を上げるための反応ですね。
立っていても、座っていても、ジッと固まったまま居るのではなく、ゆっくり揺れてみたり、できるのであれば、立ったり坐ったりを繰り返す、など、その程度の動きで充分です。
全身筋肉のタコは直立できませんよね。
筋肉で姿勢を保とうというのは間違いだということです。
では、背骨で身体を支えれば良いのか、というと、背骨も身体を支えるための骨ではないので、それも間違いなのです。
じゃあ、どうするのか、と言うと-。
身体の70%ほどは水分だと言われます。
その水分の圧力を高めてあげるのです。
と言っても、よく分からないと思いますので、少し説明をしますね。
悪い姿勢というのは、首が前に出て、背中が丸まっていますよね。
これは、お腹の圧力が下がって、潰れてしまっているからなんです。
そのせいで、背中はずっと伸ばされていて、引っ張られていることで不調を感じています。
だから、背中をこれ以上伸ばしても意味はありません。
背中が伸びている原因は、お腹の圧力が下がって潰れているせいなんですが、感覚としてよく分からないと思いますので、意識することは、縮んだ身体の前面を拡げるようにする、ということです。
多くの方は、首や肩、背中と背面を伸ばす意識になりがちですが、背中側は、ずっと引っ張られて、伸ばされ続けています。
それをさらに伸ばそうとしても、伸びるものでもありませんし、効果もありません。
ですから、身体の前面を拡げて背面を縮める意識を持つと、前後のバランスが調い、自然な、良い姿勢になります。
それと、眼の疲れも首に影響してきますので、目の体操も行いましょう。
まず、思いきり目を閉じます。その状態で目をグルッと回しましょう。
コツは急がず、ゆっくり行うことです。
眼が疲れている方ならギュッと目をつぶっただけでもかなり痛いかもしれません。
さらに目を動かすと痛い方向というのがあったりします。
それだけ目の筋肉が疲れているということですので、痛みが無くなるくらいまで繰り返して下さい。
眼の体操はコチラもご参照ください。
『近視は目のコリです。眼鏡もコンタクトレンズも必要無い生活を送りましょう。』
ストレートネックと言っても、それは結果であり、原因は土台の歪みです。
ですので、首を直接どうこうするのでは無く、そうなってしまう原因を取り除けば、あとは、自然に治っていきます。
それには、まず、この三つを意識していただくことが大切になります。
もっと、しっかり良くなっていきたいとお考えでしたら、お気軽にご相談下さい。
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身体は固体だと思いますか?
液体だと思いますか?
気体だと思いますか?
身体の約70%は水分だと言われます。
その水分は海の成分と同じです。
生命は海で生まれました。
海と切り離されては生きていけないので
身体の中に海を抱え込んで陸に上がってきたのが私たちです。
羊水は海そのものですね。人間も最初の一年近くは海の中で暮らします。
身体の中の海が澱んだり、バランスが乱れたり、干上がったりすることが、身体の様々な不調となって現れています。
赤ちゃんの身体は理想の身体です。
快い身体で愉しく、もっと悦びにあふれた毎日を送りましょう。